愛車を手に入れたけど、どのタイミングで洗車しなければならないのか分からない。そんな人も多いだろう。必ず洗車をした方が良いタイミングと控えめでも良いタイミングをまとめたので参考にして欲しい。
洗車が必要な5つのタイミング
車を傷めないために、必ず洗車した方が良いタイミングが存在する。
更に、緊急性は低いものの、なるべく洗車をした方が良いタイミングも存在する。
まずはそのタイミングを確認しよう。
タイミング | 頻度 | コーティングあり | コーティングなし |
---|---|---|---|
通常時 | 月1回程度 | ズボラ洗車 | しっかり洗車 |
融雪剤の上を走行した後 | 走行後なるべく早く | 都度水洗車 | 都度水洗車 |
海辺を走行した後 | 週1回程度 | 程度 | 水洗車 |
黄砂の季節 | 黄砂が目立った時 | ズボラ洗車 | 高圧水と手洗い洗車 |
花粉の季節 | 週1回程度 | ズボラ洗車 | しっかり洗車 |
1. 通常時
特に特別な汚れが発生しない季節であれば洗車の難易度は高くない。特に気を使うことなく簡単な洗車のみでOKだ。
頻度
通常時の洗車頻度
- コーティングあり:月1回
- コーティングなし:週1回
通常時は特別な汚れが無いものの、屋外に駐車する場合、雨に打たれるため水滴の跡が残りやすい。
コーティングされていない車はあまり長く放置すると水滴の跡が取れなくなる場合があるので、1ヶ月程度置きには洗車するように心がけよう。
質の良いコーティングが施行されているなら月1回程度行えば十分だ。
洗車方法
通常時の洗車方法
- コーティング有り:ズボラ洗車
- コーティング無し:しっかり手洗い洗車
洗車方法は車に質の良いコーティングがなされているかで変わってくる。
洗車方法(コーティング有りの場合)
しっかりしたコーティングが施工されていれば大半の水滴が落ちる上、水滴の跡が付いても簡単に落とす事が出来る。
この為、洗車はもっとも簡単な高圧洗浄機を使用した『ズボラ洗車』で十分だ。
質の良いコーティングと高圧洗浄機については以下で解説しているので参考にしていただきたい。
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洗車方法(コーティング無しの場合)
コーティングの施工を行なっていない場合は車体に付着した水垢などがかなり取れずらい状態になっている場合がある。
この為、洗車はカーシャンプを使用するしっかりした『手洗い洗車』が望ましい。
2. 融雪剤の上を走行した後
車にとって最も恐ろしいのが『融雪剤』だ。
融雪剤は強い酸性であり、車の金属部品をあっという間に錆びさせてしまう。
サビの進行は早く、2、3日も放置するとあっという間にサビが始まってしまう。
頻度
洗車頻度
- コーティングあり:走行後なるべく早く
- コーティングなし:走行後なるべく早く
融雪剤のある場所を走行したらなるべく早く洗車を行う必要がある。
しかし、雪深い地域などは常に洗車するのは難しい。
そんな時は、耐酸性を持つアルティメットピカピカレイン などのコーティング剤を使用していれば、施工されたパーツを錆から守ることができる。
大切にしているマフラーなどを錆びさせない対策として非常に効果的だ。
ただし、下回りすべてをコーティングするのは非現実的だ。
この為、アルティメットピカピカレイン の施工有無に関わらず、融雪剤が巻かれた道路を走行したらなるべく早めに洗車するように心がけよう。
アルティメットピカピカについてはこちらで詳しく紹介しているので参考にして頂きたい。
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洗車が必要な場所
洗車が必要な場所
- ホイール周り
- 車の下回り
融雪剤でダメージを受けやすいのがホイール周りと車の下回りだ。
融雪剤は金属を酸化させるため、ホイール、ブレーキ、マフラーなど金属がむき出しになっている部分がもっとも危険なのだ。
洗車方法
洗車方法
- コーティングあり:高圧水での水洗車
- コーティングなし:高圧水での水洗車
基本的に融雪剤の洗浄はコーティングの有無に関わらず高圧洗浄機による水洗車でOKだ。
ただし、車の下回りは通常のホースでは届かない。そこで以下の道具を用意しよう
必要な洗車道具
洗車道具
- 高圧洗浄機ヒダカHK-1890
- バリアブルアンダーボディスプレーランス
下回りに付着した融雪剤の除去に活躍するのが『ヒダカ 高圧洗浄機 HK-1890 本格洗車セット 』とそのオプションである『バリアブルアンダーボディスプレーランス』だ。
この2つは以下のセットを購入することで両方が手に入る。
バリアブルアンダーボディスプレーランスは高圧洗浄機の先端に取り付けるオプションで、手が届かない場所にも高圧水が届くように噴出部分を長く延長させる事が出来る。
ヒダカHK-1890本体にバリアブルアンダーボディスプレーランスを取り付け、車体の下に先端を潜り込ませ、車体の下にくまなく高圧水を吹き付けていこう。
ホイールの洗浄もバリアブルアンダーボディスプレーランスのままでOKだ。
ホイールは複雑な構造をしており、またホイールの奥にも錆びやすいブレーキローターなどの部品が収納されている。
バリアブルアンダーボディスプレーランスの先端を様々な角度からホイールに向けることで、高圧水を行き渡らせしっかり融雪剤を落とそう。
なお、標準ノズルのままだとしたからの角度での噴射ができない為、洗いムラができてしまう。
そのため、バリアブルアンダーボディスプレーランスで様々な角度から洗浄するのがおすすめだ。
3. 潮風(海辺)を走行した後
海から流れてくる潮風も金属製の部品を錆びさせる成分が多く溶け込んでいる。
放ったらかしにしておくと融雪剤と同じように錆びてきてしまう。
頻度
頻度
- コーティングあり:週1回
- コーティングなし:週1回
融雪剤ほど強烈な酸化ではないので頻度は1週間に1回程度を目安に行おう。
なお、融雪剤と同じく海辺に住んでいる場合は常に潮風の中で過ごすことになるので常に洗車するわけには行かない。
そんな時はせめてマフラーやホイールなど錆びてほしくないパーツに耐酸性のあるアルティメットピカピカレイン を施工することで錆から守ることが出来る。
洗車方法
洗車方法
- コーティングあり:高圧水での水洗車
- コーティングなし:高圧水での水洗車
基本的に融雪剤の時と流れは同じで、コーティングの有無に関わらず下回りも含めて水洗車で綺麗に塩分を落としてしまう事が重要だ。
唯一、異なるのは潮風にのって塩分は車内にも入り込んでいるという事だ。
長期間放置すると車内に付着した塩分が金属部品を溶かしてしまう恐れがあるのだ。
念の為、車内の大事なパーツは拭き掃除を行う事が重要だ。
洗車道具
必要な道具
- 高圧洗浄機ヒダカHK-1890
- バリアブルアンダーボディスプレーランス
- フクピカシート
車体の清掃
潮風は車体全体に付着している。
融雪剤は車体の下を中心に清掃するが潮風の場合は、車全体を綺麗にしてあげる必要があるのだ。
バリアブルアンダーボディースプレーランスは車体の下のみならず車の上にも、脚立に乗ること無く軽々と高圧水を吹き付ける事が出来る。
これ1本で車全体の高圧水洗浄が出来る優れ物なのだ。
車内の清掃
車内に入り込んだ塩分は車内用のフクピカシートなどで綺麗にしてやろう。
付着した塩分はサッと拭くだけでも簡単に除去できるので金属部品を中心に一通り綺麗にしてあげよう。
4. 黄砂の季節
中国大陸から飛来する黄砂は微小な石だと言い換えても良い。
粒子が細かいので黄砂単体が車体に触れてもすぐに錆びたりする可能性は低い。
しかし、車体に堆積する黄砂が増え、更にその上から雨が降ると状況が変わってくる。
黄砂が固まり、重くなる事で車体が傷つきやすくなってしまうのだ。
固まった黄砂がズレ動くときに車体と擦れて傷ができる可能性がある。
そうなる前に黄砂を取り除いておく必要がある。
頻度
頻度
- コーティングあり:黄砂が目立った時
- コーティングなし:黄砂が目立った時
黄砂が大量に車体の上で固まってしまう前に洗車することが望ましい。
降り注ぐ黄砂の量や保管の仕方にもよって変わってくるので、堆積している黄砂の量を見ながら判断しよう。
判断基準としては目で見て車体の上に黄砂が降り積もっていることが確認できる状態であれば、もう洗車をした方が良い頃だろう。
洗車方法
洗車方法
- コーティングあり:ズボラ洗車
- コーティングなし:高圧水と手洗い洗車
コーティング有り(ズボラ洗車)
黄砂は空から降ってくる都合上、車全体を洗車する必要がある。
しかし、質の良いコーティングさえしっかりされていれば、黄砂は比較的取れやすい汚れだ。
この為、高圧洗浄機を使用した『ズボラ洗車』で十分だ。
『ズボラ洗車』についてはこちらを参照いただきたい。
【ズボラ洗車】洗車が嫌いなあなたに贈る洗車を楽に済ませる3つの手順
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コーティング無し(しっかり手洗い洗車)
コーティングがされていない洗車の場合、手作業で洗車を行うことになる。
この際に重要なのは最初の水掛けだ。
黄砂は摩擦によりボディを傷つける恐れがあるので可能な限り、強力な放水で落としてやることが重要だ。
通常のホースでは水圧が不足して黄砂が吹き飛ばない。
そこで最強クラスの水圧を発生させることができる高圧洗浄機ヒダカHK-1890を使用する。
ヒダカHK-1890は家庭用では最強クラスの9Mpaの高圧水を発生させることができる。
この強力な放水により洗車前に可能な限りの黄砂を吹き飛ばしてしまうのだ。
こうしておくことで、洗車中に黄砂がボディを傷つける可能性を大きく減らすことが出来る。
はじめに大半の黄砂を吹き飛ばしておけば後は可能な限り優しく手洗い洗車すればOKだ。
5. 花粉の季節
人間も様々な症状を引き起こされてしまう花粉は車にとっても厄介な存在だ。
なぜなら、花粉の成分が塗装面に悪影響を及ぼすからだ。
花粉の中に含まれる成分が塗装に付着し放置すると塗装の成分を侵食してしまうのだ。
一度侵食が発生してしまうと洗車しても塗装に色ムラが生じてしまう。
この色ムラを直すには無事なところまで塗装を削るか再塗装しかなく非常に大変な作業だ。
頻度
頻度
- コーティングあり:週1回
- コーティングなし:週1回
花粉が飛来する量は地域によって様々なので一概には言えないが、コーティングがない場合は塗装に悪影響を及ぼす場合があるので花粉シーズンに入ったら1週間に1回程度を目安に洗車してあげよう
洗車方法
洗車方法
- コーティング有り:ズボラ洗車
- コーティング無し:しっかり手洗い洗車
洗車方法(コーティング有りの場合)
コーティングを施工していれば花粉は非常に落ちやすい状態になっている。
この為、基本的には洗車は最も手軽な『ズボラ洗車』で十分だ。
週に1回というハイペースでの洗車が推奨ではあるが、『ズボラ洗車』なら手間が非常に少ないの楽に行えそうと思えるはずだ。
お手軽簡単な『ズボラ洗車』についてはこちらを参考にして頂きたい。
【ズボラ洗車】洗車が嫌いなあなたに贈る洗車を楽に済ませる3つの手順
洗車が嫌いな人は手を挙げて。そんな質問を街中で投げかけるとかなりの手が挙がるのではないでしょうか。忙しい毎日の中、ゆっくり洗車をする時間を取るのは難しいですよね。 安心してください。その「洗車を面倒だ ...
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洗車方法(コーティング無しの場合)
車体にコーティングがなされていない場合は、花粉が取れづらいのでカーシャンプーを使用した手作業の洗車を行うことになる。
特殊な手順は不要でいつもどおりの洗車をすれば良い。
ただし、推奨洗車間隔が1週間なのでかなりハイペースでの洗車となり負担になりがちだ。
コーティングを行った上で『ズボラ洗車』が出来るようにすることをおすすめする。
まとめ
洗車のタイミングと周期
洗車のタイミングと周期
- 通常時
コーティング有り:月1回ズボラ洗車
コーティング無し:月1回しっかり洗車 - 融雪剤の上を走行した後
コーティング有り:走行後なるべく早く水洗車
コーティング無し:走行後なるべく早く水洗車 - 海辺を走行した後
コーティング有り:週1回程度水洗車
コーティング無し:週1回程度水洗車 - 黄砂の季節
コーティング有り:黄砂が目立った時にズボラ洗車
コーティング無し:黄砂が目立った時に高圧水としっかり洗車 - 花粉の季節
コーティング有り:月1回ズボラ洗車
コーティング無し:月1回しっかり洗車
ズボラ洗車に必要な道具
- アルティメットピカピカレイン
- ヒダカHK-1890本格洗車セット