ホイールは地面に最も近い位置で走行するため、汚れとは隣り合わせだ。
洗車の際には忘れられがちだが、ホイールを綺麗にしてあげることでより洗車の仕上がりは美しく見える。
上手なホイールの洗車方法について見ていこう。
1. ホイールはとても汚れている
上から順番に清掃するのが掃除の基本だが、ホイールだけは例外だ。
ほとんどの車は前輪にブレーキが装着されている。
また、ブレーキはディスクブレーキシステムうが採用されており金属の板をブレーキのゴムで挟み込むことにより止まることができる。
この仕組上、どうしてもブレーキをかけるとブレーキのゴムかすが発生しホイールを汚してしまう。この汚れは「ブレーキダスト」と呼ばれ、カーシャンプーでは取れにくい。
また洗車時にボディなどにも飛び散りやすいので一番最初に洗車することが望ましいのだ。
2. ホイール洗車に必要なもの
まずはホイール洗車に必要な物を集めよう。必要な物は以下の通りだ。
ホイール洗車に必要な物
- シャワー付きホース
- ホイール用シャンプー
- ホイール用スポンジ
2.1 シャワー付きホース
自宅洗車をする場合はシャワー付きホースは必須だ。
できれば長めのホースを用意しておきたい。
更に、ホースリールに収納できるものが最適だ。
おすすめのホースは、以下のタカギ製ホースだ。
リールに付随するガイドが動き綺麗に巻取りが出来るほか、ねじれに強い材質のホースなので少々のねじれが生じても水がしっかり流れる。
少々値段はするがホースをそうそう買い換えることはないので良い物を購入することをおすすめする。
2.1 ホイール用シャンプー
ホイールの汚れはブレーキダストなどが付着しておりボディーとは異なる汚れの種類が付着している。
この為、塗装面のことを考えたカーシャンプーでは汚れがしっかり取れないのだ。
ホイール用のシャンプーを選ぶことが重要だ。
2.2 ホイール用スポンジ
ホイールは複雑な構造をしているため車のボディ用のスポンジでは洗いづらい。
ホイール専用の細いブラシであれば隙間の汚れも落とすことができる。
一つ持っているととても便利なので揃えておくと良いだろう。
2.3 おすすめのホイール用シャンプーとスポンジ
おすすめのホイール用のシャンプーとスポンジはこちらだ。
専用のホイールクリーナーとホイール用スポンジがセットになっておりお得なセットだ。
洗車グッズの中でもNo.1の人気を誇るシェアラスター製なので安心だ。
汚れを落とす性能もピカイチなので非常にお勧めの一品だ。
スプレー型のホイール用シャンプーと細長いホイール用ブラシがセットになっている。
ブラシには微妙なカーブが付いておりホイールの内側にジャストフィットし洗いやすい形状なのだ。
3. ホイール洗車
ホイール洗車に必要な物が揃ったら、早速洗浄してみよう。
3.1 ホイール洗車剤を吹き付ける
ホイールの汚れは非常に強固だ。ブレーキダストなどはタイヤ専用の洗浄液でないと除去する事は難しい。
ホイールクリーナーをタイヤに吹き付ける。初めは透明な液体なのだが、暫くすると汚れを溶かして泥の様な色に変わってくる。
3.2 約3分ほどで汚れが浮く
吹きかけてからおよそ3分程度待つ事で汚れが取れやすい状態になる。これでブレーキダストなどの頑固な汚れも一網打尽だ。
3.3 汚れを擦って落とす
スポンジでホイールを擦って汚れを落とそう。専用スポンジはホイールの中まで掃除しやすい様に細く曲がった構造でどこでも掃除ができる様になっている優れものだ。
3.4 放水で洗い流す
一通り洗浄ができたらホースで洗い流そう。
なお、洗い流す際は注意事項がある。
ホイールを洗い流す際の注意
- シャワー設定にする
- 弱い水圧で優しく流す
- 飛び散らないように気をつける
ホイールの汚れは非常に取れづらい。
高い水圧をぶつけると汚れが飛び散ってしまい思いがけない場所に付着してしまう事がある。
必ず優しく洗い流すように心がけよう。
2.4 ピカピカのホイールを楽しむ
ここまででホイールの洗車は完成だ。
ピカピカになったホイールを楽しもう。
なお、ホイールの洗車においては、あまり神経質に拭き取りをしなくても良い。
拭き取りをしたクロスがブレーキローダーなどに触れ新たな汚れを生み出してしまうからだ。
どうしても気になるようであれば表面の部分だけのつもりで拭き取りをしてあげよう。