- 暑い夏は洗車をするには厳しい季節だ。だが、車はそんな事はお構いなしに汚れてしまう。今回は、厳しい夏の洗車を楽にして成功させるためのコツを紹介しよう。これであなたの愛車は暑い夏でもピカピカだ。
なぜ夏の洗車が大変なのか
夏の洗車を楽にするためには、まず『なぜ夏の洗車が大変なのか』について理由を探ってみよう。具体的には以下の5つがその原因だ。
夏の洗車が大変な理由
- 暑い
- 虫がいる
- 紫外線が多い
- イオンデポジットが心配
- ウォータースポットが心配
暑い
夏の洗車で最も大変なのは、何を差し置いてもこの『暑さ』だろう。汗が出るし洗車が終わる頃にはフラフラになってしまう。洗車を終えるとあとは1日ぐったりしてしまうなど、大切な休みをなんだか無駄にした気分になってしまう事もしばしばだ。
虫がいる
そこらじゅうに虫がいるのも夏の特徴だ。こちらに見向きもしない昆虫類ならそう気にもならないが、一目散に集まってくるヤブ蚊は厄介だ。蚊に気を取られて脚立から転倒して怪我をしたり、追い払おうとして手を振り回したら車体に当たって傷を付けてしまうなど思いもしない影響がでる事もある。
紫外線が多い
あなたが女性なら降り注ぐ紫外線も気になる要因の一つだろう。洗車中は常に太陽の下にいなければならないので日焼けしやすい状況だ。正直なところ夏の間は洗車したく無いのが本音の人も多いだろう。
イオンデポジットが心配
水道の水にはカルシウムなどが溶け込んでいる。車体の上で水道水が蒸発するとカルシウムなどが溶け出してきて車体に残り汚れになる。これがイオンデポジットだ。イオンデポジットはカーシャンプーで溶けづらい為、洗車しにくい汚れの一つだ。夏場は車体の温度が高く、あっという間に水滴が蒸発してしまうのでイオンデポジットが発生する確率が高くなるのだ。
ウォータースポットが心配
車体の上に残された水滴に夏場の強烈な太陽光が射し込むと、水滴がレンズの代わりを果たし車体を焼いてしまうことがある。この時に出来る傷(焼け跡)をウォータースポットと呼ぶ。一度ウォータースポットが出来るとコンパクトで削らない限りは消すことが出来ない。暑い夏特有の非常に厄介な汚れだ。
夏の洗車を楽にする方法
夏場はこれらの洗車を嫌にする理由によって激しくやる気を失ってしまう。しかし、これらには対策方法も存在する。きちんと対策すれば洗車が非常に楽になるのだ。次はこれらの対策を紹介していこう。具体的には以下の4つのコツを駆使するのだ。
夏の洗車を楽にする4つのコツ
- 早朝に行う
- 冷たい水分を用意しておく
- 防虫スプレーを使用する
- コーティングと高圧洗浄機で10分以内に終わらせる
1. 早朝に行う
非常に単純な事ではあるが、太陽が出てから温度が上がりきるまでの時間、つまり早朝の時間を使えば夏の洗車におけるかなりの問題をクリアする事が出来るのだ。
例えば以下の様な効果が期待できる。
- 暑くない
- 虫が減る
- イオンデポジットが発生しにくい
- ウォータースポットが発生しにくい
早朝の一番大きな効果は『太陽の威力が小さい事』だ。早朝ならばまだ地面が温まっておらず涼しい。更に蚊以外の昆虫はあまり早朝には活動しないので虫も少なめだ。イオンデポジットは水道水が蒸発する事で発生するが、太陽の光が弱く車体もあったまって居ない状態なら蒸発スピードが遅い為、蒸発より先に拭き取りを済ませる事が可能になる。そして、水滴のレンズ効果が原因となるウォータースポットも太陽の光が弱ければ発生しない。強くなる前に拭き取ってしまえば良いのだ。
ただし、早朝洗車には注意もある。洗車すると音が出るのであまり早すぎる時間だと近所迷惑になりかねない。住んでいる地域にもよるが朝8時ぐらいから9時ぐらいまでが洗車のベストタイムだ。9時を超えると暑くなり始めてしまうのでこの1時間で勝負を決める必要がある。洗車を素早く終わらせるコツは「4つめのコツ」で説明する。
2. 冷たい水分を用意しておく
例え早朝でも夏は気温が高い。洗車をすると汗をかくので水分補給はとても大切だ。洗車中は家の中まで水分補給に戻るのは面倒になり水分補給を怠りがちになる。その結果、熱中症などでバテてしまうのだ。水分は予め保冷性の高い水筒やマグなどに用意して日陰に置いておこう。
3. 防虫スプレーを使用する
蚊が気になる人は面倒がらず防虫スプレーを使用しよう。洗車中は車の周りを行き来する上、水を使用するので蚊取り線香は適して居ない。身体に直接噴射する防虫スプレーがベストだ。
4. コーティングと高圧洗浄機で10分以内に終わらせる
洗車自体の時間を短くする事で対応できる悩みもも多数存在する。紫外線は早朝でも日中とさほど変わらず飛び交っている。日焼けを防ぐ為には洗車時間を短くして浴びる紫外線の総量を減らすのが効果的だ。
また、イオンデポジット、ウォータースポットはどちらも水滴が原因となり発生する。つまり、車体の上に水滴がのっている時間を短く出来れば発生を抑止する事が出来るのだ。
つまり、紫外線、イオンデポジット、ウォータースポットはいずれも洗車時間を短くするのが効果的だ。
日頃発生する簡単な汚れであれば洗車時間を10分程度に短縮できる方法が存在する。それが『コーティングと高圧洗浄機』を使用した洗車方法だ。
具体的には『ピカピカレインとヒダカ高圧洗浄機で洗車を10分で終わるようにする方法』で紹介しているので参考にしてほしい。