ピカピカレインを施工する為には、いくつか条件がある。条件にあった日を選ぶことで完璧な効果が得られるのだ。
施工条件とともに施行日の選び方について解説する。
早速、具体的な条件を見ていこう。
1.ピカピカレインの施工条件
ピカピカレインの施行日を選ぶには、まず施工の条件を理解しておこう。
条件は以下の通りだ。
ピカピカレイン施工の条件
- 洗車が完了している
- 車体が完全乾燥している
- ピカピカレイン施工時は晴れ、または曇りで風の少ない日である
- ピカピカレイン施工後、12時間は水分に触れないようにする
では、1つずつ説明しよう。
1.1 洗車が完了している
ピカピカレイン施工後はまず洗車をする事になる。
ピカピカレイン施工前は完璧に綺麗な洗車をする必要がある
走行距離が長い車の場合、鉄粉の除去なども行う必要があるので、最低でも3時間は確保しておきたい。
1.2 車体が完全乾燥している
ピカピカレインは水分に触れると硬化できず効果が得られない。
つまり、洗車後に付着した水分は完全に乾燥させておく必要があるのだ。
拭き上げをどれだけ完璧に行っても塗装面に水分が染み込んでいるので、洗車後3時間以上は乾燥させておきたい。
しかし、この時注意すべきは、朝露だ。一晩乾燥に充てたとしも、朝露に濡れてしまうと再び水分を含んでしまう。
洗車後、完全乾燥させる際には朝露に濡れにくい屋根のある場所に停めておくのが一番だ。
1.3 ピカピカレイン施工時は晴れ、または曇りで風の少ない日を選ぶ
ピカピカレインは施工から12時間以内に水分が付着すると効果を発揮できない。
よって、施工する日は晴れ、または曇りで雨が降らない事が大前提だ。
また、施工中にゴミが付着すると、汚れをピカピカレインのガラス被膜の中に閉じ込めてしまい、仕上がりが美しくならない。
ピカピカレインの3年という長い有効期間が裏目に出てしまうのだ。
施工する日は風が少ない日を選ぶことが重要だ。
1.4 ピカピカレイン施工後12時間は水分に触れないようにする
ピカピカレインは施工後12時間は水分の付着を避ける必要がある。
夕方に施工してしまうと朝の夜露に濡れる可能性がある。
屋根がある場所に車を停められるなら夜露の心配がない。
もし駐車場に屋根がないのであれば、朝露が完全乾燥するまで太陽の下で乾燥させてあげよう。
2.施行日を選ぶ
これらの条件を考慮に入れてピカピカレインの施行日を選ぶ必要がある。
さらに、施行日は車を置く場所に屋根があるかどうかで大きく変わる。
では、実際にはどの様なスケジュールを組めばよいのだろうか。
屋根のあり、なしでそれぞれサンプルタイムチャートを作成した。
2.1 屋根ありパターン
以下の前提条件を満たせる場合、屋根ありパターンを選択できる。
前提条件
- 施工前日・施行日は雨が降っていない
- 施行前日・施行日は風が弱い
- 車を保管する場所には屋根がある
施工タイムチャート
- 施工前日 12:00から15:00 :洗車
- 施行前日 15:00から翌9:00 :完全乾燥
- 施行日 9:00から10:00 :ピカピカレイン施工
- 施行日 10:00から22:00 :施工後乾燥
屋根がある場合、雨や朝露の心配がないので時間を最大限に活用できるスケジュールが組める。
なお、朝露は夏でも発生するので屋根がない場合は必ず屋根なしパターンでの施工をおすすめする。
2.2 屋根なしパターン
以下の前提条件を満す場合、屋根なしパターンとなる。
前提条件
- 施工前日・施行日は雨が降っていない
- 施行前日・施行日は風が弱い
- 車を保管する場所には屋根がない
施工タイムチャート
- 施工前日 12:00から15:00 :洗車
- 施行日 6:00から11:00 :完全乾燥
- 施行日 11:00から12:00 :ピカピカレイン施工
- 施行日 12:00から24:00 :施工後乾燥
屋根がない場合、どうしても朝露を避けねばならない。
洗車後の完全乾燥とピカピカレイン施工後の12時間の乾燥時間をどうやって確保するかが課題となる。
サンプルケースでは6時に車を太陽の下に置き、11時までの5時間で乾燥させるプランとした。
もし、5時間で乾燥しない場合、施工開始が遅れ、施工後の12時間乾燥までに再び朝露が付着し濡れてしまう恐れがある。
朝露の乾燥が遅い場合は、焦らず別の日を候補にしよう。
施行日が選択できたら次は洗車と乾燥編に進もう。