構造が複雑なバイクは高圧洗浄機で一気に洗いたくなりますが、ちょっと待ってください。バイクは車ほど水に強くない為、何も考えずに洗ってしまうと取り返しの付かない壊れ方をしてしまいます。でも安心してください。バイクの水に弱い箇所を理解して適切に高圧洗浄機を使えばバイクの洗車を効率的に行うことが出来ます。詳しく紹介しましょう。
特に洗うと危険な場所の考え方
先ずは洗ってはいけない場所を理解しましょう。バイクの形は千差万別ですが、基本的に高圧洗浄機で洗えない場所は以下の考え方を持っておけば間違いありません。
高圧洗浄機で洗えない場所
- パーツの中に水が入る構造のもの
- パーツの継ぎ目
- 注油が必要な部品
高圧洗浄機で洗える場所、いけない場所一覧
では、具体的に洗える場所と洗えない場所がどこなのか見ていきましょう。モデル車両は小さいけれどバイクの基本が詰まっているHONDA APE100(キャブモデル)ですヽ(=´▽`=)ノ
カウル
○ クリアで保護していないステッカーは剥がれます
タンク
○ タンクパッドを貼っていると剥がれます
シート
△ シート自体は大丈夫ですが、シートの下にはバッテリーがあるので横や下から当てない様に。
ホイール
○ 金属製で丈夫なので問題ありません。リムステッカーが貼ってあると剥がれます。
タイヤ
○ 強いゴムなので問題ありません
ハンドル
△ 電装系やワイパーがくっついているので威力を弱めて使いましょう。
ミラー
○ 問題ありません。
電装系
× 水が入り込むとショートします。当てない様にしましょう。写真のようにDIYの雑な電装は要注意です。
キーシリンダー
× キーシリンダーは水が入りやすいので注意してください。
灯火類
△ 隙間から水が入りやすいので威力を弱めて使いましょう。
メーター
△ 隙間から水が入りやすいので威力を弱めて使いましょう。
エンジン
△ パーツを繋ぐガスケット部分から浸水する可能性があります。威力を弱めて使いましょう。
ミッション
△ パーツを繋ぐガスケット部分から浸水する可能性があります。威力を弱めて使いましょう。
オイルクーラー
× 水圧でフィンが曲がる可能性があります。当てない様にしましょう。
キャブレーション(インジェクター)
× エアクリーナーから水が侵入する可能性があります。当てない様にしましょう。
チェーン
△ 注油されているオイルが流れ出てしまうので、再度注油が必要です。
ブレーキキャリパー
△ 水圧で歪む危険があります。威力を弱めて使いましょう。
ペダル
△ ペダル自体は問題ありませんが、近くにエンジンなどがあるので注意して洗いましょう。
ワイヤー類
△ 角度によって水が入り込む可能性があります。
マフラー
△ 排気口、エンジンとの間のガスケットから浸水する可能性があります。マスキングしましょう。
まとめ
バイクを高圧洗浄機で洗うときに覚えておくこと
- 高圧洗浄機に適さないパーツ
・パーツの中に水が入る構造のもの
・パーツの継ぎ目
・注油が必要な部品