洗車と、洗車後の乾燥が終了したらいよいよピカピカレインの施工を開始できる。
作業はとても簡単だが、より仕上がりを綺麗にするために作業の流れを頭に入れておこう。
1. 塗る順番を決める
ピカピカレインは1つでミニバン1台を十分に施工するだけの容量がある。
しかしながら、ホイールやオプションパーツ、ルーフボックスなどに塗布しようとすると容量が足りなくなる恐れがある。
絶対に塗布したいパーツの順序を予め決めておこう。
2. ゴム手袋を装着
ピカピカレインはガラス質の溶剤だ。
手が荒れやすい人はゴム手袋をしておく方が良いだろう。
なお、ピカピカレインプレミアムが付着し、硬化してしまう為、洗車時には再利用しない事が望ましい。
この為、使い捨てにできるゴム手袋を使用する事をおすすめする。
ここまでで下準備は完了だ。いよいよピカピカレインプレミアムの施工に移ろう。
3. スポンジに塗布
ピカピカレインプレミアムの瓶をスポンジに押し当てスポンジに数滴付ける。
説明書には『初めは滑りにくいので5滴程度付ける』とある。
無色透明の為、付いたかどうかは一見して解りにくい。そんな時は一度車体に塗ってみよう。
4. 滑る事がちゃんと濡れたサイン
ピカピカレインプレミアムがきちんとスポンジに付いたかどうかの判断基準は以下の通りだ。
スポンジに付いたかどうかの判断基準
- きちんとスポンジに付いた場合:スポンジが車体の上を滑る様に塗る事が出来る
- きちんとスポンジに付いていない場合:スポンジが車体に引っかかり非常に塗りにくい状態
もし、滑りが悪ければピカピカレインプレミアムをもう数滴、スポンジに付ければ良い。
5. マイクロファイバークロスで塗り伸ばし
ピカピカレインプレミアムを車体に塗布したらすぐに付属のマイクロファイバークロスで塗り上げよう。
拭きあげのコツは、以下の通りだ。
ピカピカレインプレミアム拭きあげのコツ
- 塗り残しが無い様にする
- 塗りが均一になる様にする
- 透明になる様にする
5.1 塗り残しが無い様にする
ピカピカレインプレミアムは無色透明だ。乾いてしまうとどこに塗ったのか全く判らなくなる。
塗った直後なら、塗った場所とそうで無い場所がはっきり分かるので塗り残しを判断するのは簡単だ。
マイクロファイバークロスで塗り伸ばし、色々な角度から塗り残しが無いか確認しよう。
5.2 塗りが均一になる様にする
仕上がりを綺麗にする為に重要な事は、マイクロファイバークロスの塗り伸ばしによって、塗りが均一になる様にする事だ。
あなたが塗り付けたピカピカレインプレミアムは、そのままの形で硬化を始める。
塗りが濃い場所、薄い場所があるとそのまま硬化してしまい、綺麗な仕上がりにならない。
ピカピカレインを塗布し、マイクロファイバークロスで塗り伸ばしたら角度を変えて見てみよう。
ボディの表面が平らで歪みなく見えていれば均一に濡れていると判断できる。
ピカピカレインプレミアムを塗布したら必ず均一に濡れている事を確認しながら進めていこう。
これもやってみると全く難しくない。
5.3 透明になる様にする
仕上がりを綺麗にする為のもう一つ重要な項目は、塗った後が透明になる様にする事だ。
ピカピカレインプレミアムは液体だ。塗りつけた後、少なからず空気を含んでしまい、白濁した具合になる事がある。
このままだとしっかりやらないと硬化した後がくすんでしまい、残念な仕上がりとなる。
マイクロファイバークロスで丁寧に塗り伸ばす事で空気を追い出し無色透明に戻す事が出来る。
塗り終わったらいろいろな角度から見て無色透明になっていることを確認しよう。
これもとても簡単に確認することができる。
この3つのコツを守れば、ピカピカレインプレミアムは最高のパフォーマンスを発揮出来る。必ず守って塗る様にして欲しい。
6. スポンジは汚れてきたら取り替える
付属品のスポンジは3つ入っている。その理由は、塗布している間に汚れを吸ってしまい汚れるからだ。
上の写真は天井とボディの施工を終えた後のスポンジだ。単体では特に変化は無いように思える。
しかし、新品と並べてみると違いは一目瞭然だ。明らかに施工済みスポンジは汚れてしまっている。
あまり汚れを拾ってしまうと、ピカピカレインプレミアムに汚れが混ざってしまい美しく仕上がらない。
汚れてきたと思ったら潔くスポンジを交換しよう。
7. 拭きとりクロスに汚れが付いたら直ぐに他の汚れを確認する
綺麗に洗車をしたつもりでも、汚れが残っている事がある。
拭きとりクロスで拭き取っていると、残された汚れを拾ってしまいクロスが汚れることがある。
このまま使い続けると、ワックスに汚れが混ざり込み仕上がりがくすんでしまう。
クロスは拭き取り面を変えて使用しよう。
さらに、周辺に他に汚れが残っていないか、今一度チェックしよう。
万が一、汚れを見つけたら、フクピカなどで部分的に汚れを除去しよう。
8. 乾燥させる
ピカピカレインは施工後12時間は水分厳禁だ。
この期間は水分が触れないように気をつけなければならない。
雨に打たれないようにする他、夜露に濡れないよう気をつけなければならない。
この乾燥作業を完璧に行えばピカピカレインプレミアムの施工は完了だ。
施工前とは圧倒的に異なる汚れの落ち具合を楽しんで欲しい。