コストコなどでよく見かける大型プール。設置できる場所はあるけど総額でいくらかかるのか分からず怖い・・・。という方は多いのではないでしょうか。そこで我が家に設置したINTEX最大サイズの大型プールにかかる費用をまとめました。大型プール導入に迷う人の参考になれば幸いです!
かかる費用一覧
それでは、早速ですが大型プール設置にかかる道具の一覧を説明します。
プール本体
INTEX製がおすすめ!
🌟2024年新製品!必要なものが全部揃ったスペシャルセット!🌟
2024年になって大型プールに必要なプール本体、プールカバー、ラダー(はしご)、フィルターポンプがセットになったスペシャルセットが発売されました。プールの足が安定しそうな形状に変更されていたり、プールの内面がプリズム仕様で何やら楽しそうだったりと大きなアップデートがたくさんあるようです。サイズが1つしかありませんが、従来シリーズの300サイズを買おうと思っている方にはおすすめの一品です!
🌊従来のフレームプールシリーズ🌊
これがなくては始まりませんね!大型プールの代名詞といえば『INTEX社のレクタングラーフレームプール』が有名です。
空気を入れないプール
レクタングラフレームプールは大きいだけでなく、ビニールプールとは異なり空気を入れて膨らます構造ではなく丈夫なビニールのみなので囲んだ空間をフル活用できます。
専用プールがあなたのお庭に!
庭におけばコロナ禍なんてなんのその。市民プールに行けなくても庭に特大プールを誕生させることができます。
プールカバー
プールを使用しない時にはカバーを被せておくのがおすすめです。外部から飛んでくる葉っぱや虫が入らなくなるので水の汚れを防いでくれます。
サイズがぴったりのINTEX公式プールカバーは丈夫でフレームの位置にぴったり固定用の紐が用意されています。風が強い日でも安心して固定することができます。
プールラダー
大型プールは出入りするだけでも大変です。最大サイズの450は高さ84cmもあるので子供は間違いなくまたいで出入りするのは不可能です。
そこで便利なのがプールラダーという専用はしご。肌を傷つけないように設計されており安定性も抜群です。一般的なはしごと違い『登って向こう側に降りる』というプールに必要な動作がやりやすくなっています。
通常のはしごでも代用できなくはないのですが、金属がむき出しになっている箇所が多く怪我したりプールを傷つける可能性が高いので、できれば専用品を用意するのがおすすめです。
フィルターポンプ
水に浮かぶゴミを吸着
特大プールは水量が非常に多いので水は数日間使い回すのが基本です。水を長持ちさせるための工夫の一つがこのフィルターポンプです。
屋外なので葉っぱや小虫などが入りやすい
フィルターポンプは水中の汚れをフィルターで吸い取り綺麗にしてくれます。屋外で使用するプールはどうしても葉っぱや小虫が入りますので長期間同じ水を使うのであればフィルターポンプは必須と言えます。
専用品一択
INTEXのレクタングラフレームプールには専用のフィルターポンプが用意されています。専用品だけあって性能もバッチリなので安心して購入できます。
交換フィルター
24時間分使用可能
フィルターポンプの交換用フィルターです。フィルターポンプは24時間で交換する仕様となっています。一日2時間使用したとして12日で交換となります。
8月いっぱいなら2つあればOK
夏休みの8月いっぱい利用するのであれば3つ必要です。フィルターポンプに一つついているので1年目は2つあれば足りる事になります。
洗っても使えるが自己責任
1週間に一度水洗いすればもう少し長時間使用することもできますが、ゴミの吸着能力は落ちていきますので自己責任となります。
水中ポンプ
水抜き穴では全部の水は抜けない
レクタングラフレームプールの水抜き穴は底面から数センチ上がったところについています。しかし、実はこの数センチが曲者でなのです。プールが大きすぎて数センチ分であってもかなりの水量が残っています。
この数センチの水をかき出すのが至難の業で、バケツでかき出そうとすると果てしなく時間がかかります。
真夏のバケツ作業は体調を損なう可能性もあるので、水中ポンプと呼ばれる機械に頼ってしまうのがおすすめです。
水中ポンプなら1時間で水抜き完了
水中ポンプを使えば最大サイズの水量7,000ℓでも1時間ほどで抜き切る事が可能です。
水中ポンプは綺麗な清水用と汚れが混じった汚水用の2種類があります。プールは少なからず汚れが混じっているので汚水用を選びましょう。
ホース(25mm)
一般的なホースより太い
水中ポンプのホースは口径が大きく一般的な家庭用ホースとは異なります。
排水溝まで届く長さを用意しよう
プールの外にホースを無造作に出してしまうと7,000ℓの水が溢れる事になります。排水溝にまで届く長さのホースを用意しておきましょう。
延長コード+プラグ防水
フィルターポンプや水中ポンプは電源が必要です。戸建て住宅には屋外用コンセントが用意されていると思いますが、標準コンセントでは届かないケースが多いと思います。
屋外コンセントまでは延長コードで届かせる訳ですが、標準コンセントとの接続部分がプールの水や雨で濡れてしまう可能性があります。
そこで延長コードと標準コンセントプラグを防水化することで安全に使用することができます。
人工芝
プールの保護が重要
プールを置く場所が土の地面を予定している場合は人工芝の設置がおすすめです。
天然の芝や草で覆われていてもプールの下敷きになる部分は塩素であっという間に枯れるので地面が剥き出しになります。
草が茂っている間は気づかなかったけれど実は結構石だらけだったなんて事が起こり得ます(実話)
ヘタをするとプールが破れてしまい悲しい目に遭う事になります。
プール設置後に後から人工芝を置くのは手間
プールの下に異常がある場合、水を抜かないとメンテが出来ず水の無駄遣いになってしまいます。
人工芝は枯れませんしある程度厚みがあるので多少石ころがあってもクッション代わりになってプールを守ってくれるのでおすすめです。
プールサイズより大き目を用意しよう
当然ながらプールのサイズより大きいサイズの人工芝を用意しましょう。複数の人工芝をつなぎ合わせて用意しても問題ありません。最大サイズの450なら1m×5m×2つあればプールの大きさを上回ります。
塩素
大量の水を綺麗に維持する
大型プールの水量は非常に多いです。最大サイズの場合、約7,000ℓもあり、実に1ヶ月分のお風呂に相当します。
また、水を溜めるのにも約6時間かかります。この為、大型プールで長期間遊場合、出来る限り水を長持ちさせて有効活用するのが重要になります。
塩素による水質管理が基本
その為に必須なのが塩素です。プールに使用した水はそのままにしておくと身体に付着していた大腸菌などが繁殖して危険な状態になります。
菌の繁殖を防ぐためには、塩素をプールに投入することがお手軽で簡単です。
ただし、大型プールは水量が非常に多いので、ハイクロンQなどの大容量の塩素を使用すると良いでしょう。
遊離塩素濃度検査試薬
塩素濃度は勘ではまず分からない
プールの中に含まれる塩素の濃度を道具を使わずに判別するのは至難の業です。塩素はいわゆるプールの臭いを発生させますが、臭いだけで濃度を判別するのは無理です。
専用の試薬が便利
塩素濃度を測定するには専用の試薬を使用します。理科の実験のような試験紙にプールの水を浸し15秒待つだけで結果がわかります。試験紙をサンプルと見比べて塩素濃度がどの程度あるのかを確認しましょう。
塩素濃度の正式名称
ちなみに、塩素濃度は正しくは「遊離塩素濃度」とも表記されます。水中にどの程度塩素が残存しているかを示します。
基本は中性
また、酸性・アルカリ性を示すPHがありますが、塩素濃度はPHとは異なりますので注意してください。ハイクロンQを使用する限り、遊離塩素濃度にかかわらずPHは7(中性)となります。
具体的な塩素管理手順
大型プールの具体的な塩素管理手順はこちらをご覧下さい。
【大型プール】誰でも簡単にできる塩素管理方法(INTEX レクタングラーフレームプール対応)
続きを見る
水道代
塩素管理を完璧に行うと経験上、水は1カ月でも平気で使えます。ただ、使用し続けると砂などが少しずつ入り込むため2週間おきに交換するのがおすすめです。
8月いっぱいプールを使うことを想定すると3回交換となります。最大サイズの450シリーズだと約7,000ℓ入り1回あたり約3,000円かかります。3回交換すると9,000円かかる事になります。
費用まとめ
1年目の総額で8.9万円
我が家でINTEX大型プールの最大サイズである450を購入した時の例で記載しています。1年目の総額は8.9万円でした。1年目は全ての物品を購入しないといけないので費用は高めになります。
旅行に行くより安い
8.6万円というととても高額ですが、一度家族旅行に出かけると8.9万円以上簡単にかかってきます。コロナ禍で家族旅行がままならない状況なので、旅行にかける費用をプールに回したと考えると、むしろお庭プールの方が出費が安く抑えられる事になります。
2年目以降は約2万円
1年目に買い揃えた物品のほとんどは2年目も使い回しできます。レクタングラフレームプールは非常に丈夫なので複数年の使用が問題なく可能です。
この為、2年目以降は消耗品と水道代だけの負担でOKなので約2万円で済みます。
長く使えば使うほどお得
もちろんできるだけ長く使用する方がお得になります。5年使用すれば1年あたり3.6万円で使用できた事になります。
夏休みにプールを!
コロナ禍でどこにも行けない夏休み。我が家でも、プールを設置したその日から子供たちはプールに入り浸りで楽しみまくっています。毎日クタクタになるまで遊んで大満足のご様子。いつでも入れるプールはとってもおすすめですよ!ちょっと費用はかかりますが旅行に行くと思えば安いお買い物です。ぜひご検討ください!