洗車が嫌になる原因の多くは『水に触ること』であると言っても過言ではない。
冬の冷たい水は短時間であって触るのは嫌になるし、辛い手荒れの原因にもなる。
しかし、『水に一切触れない洗車方法』があるとすればどうだろうか。
そんな魔法のような洗車方法が存在するのだ。
詳しく説明しよう。
1.必要なもの
水に触れずに洗車を完了させる為にはどうすれば良いのだろうか。
それには必要な条件が3つある。
水に濡れないための3つの条件
水に濡れないためには以下の3つの条件をクリアすることが必要になる。
水に濡れずに洗車するために必要な3つの条件
- 汚れが取れやすいこと
- 汚れを吹き飛ばす強い力が生み出せること
- 水滴を吹き飛ばす強い力が生み出せること
さらに詳細に見ていこう。
条件を満たすにはどうすればよいか
この3つの条件をクリアするためには以下の『洗車の3種の神器』を揃えれば良い。
『洗車の3種の神器』
- 汚れが取れやすい:コーティング剤
- 汚れを吹き飛ばす強い力:高圧洗浄機
- 水滴を吹き飛ばす強い力:ブロワ
洗車部!ではこれらを手に入れると、洗車が圧倒的に楽になり仕上りもきれいになる事から、『洗車の3種の神器』と呼んでいる。
では、3種の神器として具体的には何を用意すれば良いのか説明しよう。
2. 汚れを取れやすくする『コーティング剤』
全く水に触れないで洗車を完了させるにはいくつか条件がある。
1つめは『汚れが取れやすいこと』であった。
その力を得るには『洗車3種の神器の1つ目』である『コーティング剤』が必要となるのだ。
2.1 水に触らないためには、まず汚れを取れやすくすることから始まる
車の汚れが取れにくいと「手洗い」で洗車をしなければならなくなる。
手洗いの洗車はとても大変だ。
手洗い洗車を避けるには、まず車を『汚れが取れやすい状態』にしてやる事が重要だ。
そうする事で簡単な洗い方でも汚れをきれいに落とすことが出来るのだ。
では、どうすればあなたの車を『汚れが取れやすい状態』に持っていけるのだろうか。
それには洗車3種の神器の1つ目『コーティング剤』の力を借りる必要がある。
2.2 安価でお手軽、費用バランスバッチリのピカピカレイン
洗車部!がおすすめするコーティング剤はピカピカレインプレミアム【滑水性】 だ。
ピカピカレインプレミアム【滑水性】 は以下の様な特徴がある。
洗車3種の神器の1つ目『ピカピカレイン』の特徴
- 自分で簡単に施工できる
- 値段が手頃で入手しやすい
- 一度施工すれば3年間も効果が持続する
- 汚れが付きにくく取れやすい状態になる
- 上位モデルを選べば更に高性能で綺麗な状態を維持できる
自分で簡単に施工できる
古くはコーティング剤は業者で施工する物だった。
しかし、最近は自分で施工できるコーティング剤が市民権を得ている。
ピカピカレインプレミアム【滑水性】 は自分で施工できるコーティング剤の代表格だ。
ピカピカレインプレミアム【滑水性】 の施工は非常に簡単だ。
車を綺麗に洗車し水気を拭き取ったら専用のスポンジで本体に塗って拭き上げるだけだ。
コーティング作業自体は私がミニバン(デリカD:5)に施工した時は1時間もかからなかった。
特に難しいコツもなくひたすら塗って拭くだけの単純作業なのでコーティングが初めてだという人でも安心して施工できる。
値段が手頃で入手しやすい
水に触れない洗車をしたくても、あまり費用をかけたくない。
そんな場合には値段も手頃なピカピカレインプレミアム【滑水性】 がおすすめだ。
高品質なコーティングが手に入るのに値段はなんと1万円を切っている。
その昔、コーティングは何万もする世界だったことを考えるとなんとも良い時代になったものである。
一度施工すれば3年間も効果が持続する
ピカピカレインプレミアム【滑水性】 の効果はなんと3年間も持続する。
しかも、コーティング剤を施工するとワックス掛けが不要になる。
つまり、3年間ワックスがけの作業が不要になるのだ。
ワックスがけの作業はどうしても手を使わなければ出来ない。
ワックスをかけると拭き取りで使用したタオルなど洗い物も出てくる。
しかし、ピカピカレインプレミアム【滑水性】 さえ施工しておけばワックスをかける必要自体がなくなるので、また一つ水に触れなければならない作業が無くなるのだ。
汚れが付きづらく取れやすい状態になる
水に触れない洗車に必要となる性能がまさにこの『汚れが付きづらく取れやすい状態』を作り出す事にある。
水に触れないで洗車するということは、手で強くスポンジを擦ったりする事が出来ない。
この為、取れにくい汚れがあった時点で成り立たなくなってしまうのだ。
水に触れずに洗車を完遂為るためには、軽い力で汚れが取れる環境が重要になってくる。
ピカピカレインプレミアム【滑水性】 を使う事で汚れは強固なガラス被膜に阻まれ辛うじて表面に止まっている状態になる。
この状態なら強めに水流をぶつけるだけであっという間に汚れを吹き飛ばす事が出来るという訳だ。
上位モデルを選べば更に高性能で綺麗な状態を維持できる
ピカピカレインシリーズには、コーティングに最低限の物がセットになったピカピカレインプレミアムの他、施行後の綺麗さや耐酸性を追加した上位モデルのアルティメットピカピカレイン が存在する。
アルティメットピカピカレイン を選択すれば水に触れない洗車だけでなく、更に磨きがかかった美しさも楽しむ事が出来る。
クルマ好きなら是非選択しておきたい逸品だ。
ピカピカレインの施工方法
施工方法は以下のまとめページに詳細に解説しているので参考にして頂きたい。
ピカピカレインの効果
一度施工すれば、上の画像様に付着した水分が丸く盛り上がり簡単に滑り落ちるようになる。
口で息を吹きかけるだけでこの水滑りだ。
少しの風が当たるだけで、まさに飛ぶように滑り落ちていくのだ。
3. 汚れを吹き飛ばす『高圧洗浄機』
水に触れない洗車に必要となる『洗車3種の神器』の2つ目は『高圧洗浄機』だ。
3.1 高圧洗浄機は水圧が命
簡単に汚れを落とすには3種の神器1つ目のピカピカレインで汚れが取れやすい状態を作り出すことに成功した。
次に必要なのは『汚れを吹き飛ばす強い力が生み出せること』であった。
それには『高圧洗浄機の力』を借りるのだ。
そして次は、高圧洗浄機を使って出来る限り強い水圧を離れた場所から車に当てる事で汚れを一気に吹き飛ばしてしまうのだ。
この時、高圧洗浄機に求められる性能は『高い水圧が生み出せる事』だ。
水圧が小さいと汚れが落ちずに、結局手で洗う羽目になってしまう。
高圧洗浄機は水圧が高いものを選ばなければならない。
3.2 おすすめの高圧洗浄機はヒダカ HK-1890
高圧洗浄機といえばケルヒャーを思い浮かべる人も多いだろう。
しかし、洗車部ではヒダカ 高圧洗浄機 HK-1890 本格洗車セット をおすすめしている。
なぜなら、ヒダカHK-1890は同じ価格帯で比較するとケルヒャーを超える高い水圧を生み出せるからだ。
水に触れない洗車を成立させるには、高圧洗浄機でいかに多くの汚れを吹き飛ばせるかにかかっている。
ヒダカが生み出す高圧水なら一度に吹き飛ばせる汚れのレベルもあがり、水に触れない洗車成功に大きく近づくのだ。
3.3 ヒダカ HK-1890で汚れを吹き飛ばす!
ヒダカ HK-1890の使い方は非常に簡単だ。
本体に電源コード、蛇口用のホースを接続。
トリガーに標準ノズルを取り付けたら、後はトリガーのボタンを握るだけだ。
上の動画は実際に私がいつも行っている洗車風景だ。
トリガーを握り満遍なく水をかけるだけでみるみる汚れが吹き飛んでいく。
ピカピカレインプレミアム【滑水性】 を施工して汚れが取れやすい状態の車に、ヒダカ 高圧洗浄機 HK-1890 本格洗車セット のコンボは非常に強力である。
この時点でほとんどの汚れが吹き飛び、車が綺麗になっているケースも少なくない。
その場合は、洗浄作業はここで終了してしまって一向に構わない。
実際、私もよほどしつこい汚れがない限り、洗浄はいつもここで終了させてしまう。
なぜなら既に十分きれいになってしまうからだ。
もし、高圧水だけでは取れない強固な汚れに出会った場合のみ次の項目を試そう。
3.4 万が一汚れが取れない時のオプション
ピカピカレインとヒダカHK-1890のコンビは最強だが、時間が経ってしまった汚れや特別取れにくい汚れに出会ってしまった時には、水圧だけでは汚れが落ちない可能性がある。
そういう時にはヒダカ 高圧洗浄機 HK-1890 本格洗車セット のオプションが役に立つだろう。
しかも手に水は付かない。
そのオプションとは以下の2つだ。
汚れが取れない時に便利なオプション
- フォームランス
- ウォッシュブラシ
ミルキーな泡を散布するフォームランスプラス
取れない汚れを取れやすくするにはカーシャンプーは必須だ。
しかし、手で泡立てたのではどう頑張っても水に触れてしまう。
そこで活躍するのがヒダカ 高圧洗浄機 HK-1890 本格洗車セット のオプションであるフォームランスプラスだ。
フォームランスプラスはタンクにカーシャンプーをセットしてヒダカの放水トリガーに接続するだけの簡単設計だ。
バケツの洗車であれば、手作業で泡を車に塗っていかなければならなかった。
しかし、フォームランスプラスがあれば1、2分程度で車全体を泡だらけにする事が出来てしまうのだ。
洗いと流しを両方こなせるウォッシュブラシ
車に泡を散布する事が出来たら、次はその泡を使って洗いの作業を行う必要がある。
バケツの洗車であれば、スポンジを手に持って直に車を洗って行くことになる。
しかし、ウォッシュブラシがあれば話は別だ。
ウォッシュブラシもヒダカの放水用トリガー先端に取り付けるオプションだ。
『ブラシによる洗い』と『放水による流し』が同時にできてしまう優れものだ。
フォームランスにより既に車はクリーミーな泡に覆われている。
そこへウォッシュブラシで気になる部分を洗い、そのままトリガーを握ればなんと一連の洗いと流しの作業が完了してしまう。
ウォッシュブラシは高い所や手の入らない車体の下などにも対応する為、少し長めに作られている。
手洗いとは勝手が異なるので初めは少し違和感があるかもしれないが、何度か使うと勝手がわかってくるだろう。
うまく洗うコツは、あまり強く擦らず、軽い力でブラシをスライドさせる事だ。
ピカピカレインを施工していれば、この程度の弱い力でも面白いほど汚れは落ちていくのだ。
4. 水滴を吹き飛ばす『ブロワ』
最後に必要となる力は『水滴を吹き飛ばす強い力』であった。
それには『3つ目の洗車三種の神器』である『ブロワ』の力を借りる必要がある。
ヒダカにより無事に汚れを吹き飛ばせたとしても、後に残るものがあるのだ。
そう、『水滴』だ。
水滴は洗車の難敵
「水滴ぐらい、放っておけばそのうち乾くじゃないか」
そう思うなら、それは大きな過ちだ。
なぜなら、水滴がそのまま車体の上で乾燥してしまうと「イオンデポジット」と呼ばれる汚れが発生してしまう。
イオンデポジットは水分中のカルシウムなどが析出して車体の上に残る事で汚れとなって残ってしまうものだ。
イオンデポジットは非常に取れづらく、放置期間が長いとカーシャンプーでも落とせない汚れになる場合がある。
その際には専用の薬品で落として回らなければならない。
せっかく洗車して綺麗な車体にしたのだから、仕上げの水滴除去をサボらず完璧な仕上げを目指したい所だ。
しかし、水の拭き取りをする為に手作業でやってしまっては水に触れることになってしまう。
そこで活躍するのが『ブロワ』だ。
圧倒的な風圧で水滴を一気に吹き飛ばす
ブロワとは、送風機の一種で限られた範囲に強力な風を送り込むことが出来る。
この風は非常に強力で、ボディの上に残った水滴を吹き飛ばす事が出来る。
しかも、ピカピカレインにより滑りやすくなった上からブロワで吹き飛ばすので効果は絶大だ。
水滴を少しずつ拭き取っては絞ってを繰り返すには多くの水分に触れなければならない。
しかし、ブロワを使うことで一切水に触れずに水滴を吹き飛ばすことが出来るのだ。
ブロワのおすすめはBL-3500VDXだ。
BL-3500VDX
BL-3500VDXの性能
BL-3500VDXは京セラインダストリアルツールズ株式会社(旧 リョービ)が販売する『ブロア』と呼ばれる機械だ。
コンセントから給電し台風並みの強力な風を発生させる事ができる。
この強力な風で水滴を吹き飛ばす事ができるのだ。
手頃なお値段と十分なパワー
水滴を吹き飛ばすのに十分なパワーが有りる。
お値段も手頃(実勢価格9,500円前後)だ。
風量と音量の調整ダイヤル
ブロワは一般的に大量の空気を放出する関係で動作音が大きい。
日中ならさほど問題にはならないだろうが、朝晩は気を使う。
BL-3500VDXは風量が調整出来るので、同時に動作音も小さくする事が出来る。
使用する時間帯に合わせて風量を調整する事で気兼ねなく使用する事が出来るのだ。
洗車後の水滴を一網打尽
BLの電源を入れ、出力を全開にすると、少々大きめの音と共に圧倒的な風量の風が吹き出してくる。
この風量により、車に付着した水分を一気に吹き飛ばすのだ。
しかも、ピカピカレインの滑水性により、水滴は最高まで滑り易くなっている。
そんな状態の水滴にBL-3500VDXの風をぶつけるとどうなるだろうか。
ご覧の通り、恐ろしい勢いで水滴が吹き飛んで行く。
手作業だと中々取れずクロスに汚れがついてイライラのもとになる厄介なグリルもこの通り。
グリル以外にもミラーなどの隙間に入った水滴なども一気に掃き出す事ができるのだ。
車全体の水滴を吹き飛ばすには
BL-3500VDXで車全体の水分を飛ばすには少々コツと時間が必要になる。
上手く水分を吹き飛ばすには車の上から初めて下に向かって作業を進める事だ。
そうすることで、綺麗にした部分に水が飛び散ってしまう事を避けることが出来る。
BL-3500VDXは狭い範囲に強い風を送る設計になっているため、車全体を作業するいは少し時間がかかる。
しかし、丁寧に作業すれば確実に水分は吹き飛ばせるし、慣れてくれば効率もあがるはずだ。
吸塵機能のおまけ付き
さらに、吸塵機能もあり専用のホースと吸塵袋を取り付ければ強力な掃除機に早変わりする。
洗車で水滴を吹き飛ばした後の流れで、そのまま室内清掃に入る事が出来るのだ。
家の掃除機をわざわざ持ち出さなくても車内の清掃が出来てしまうのでとても便利だ。
まとめ
いかがだっただろうか。
水に触れない洗車は実現可能なのだ。
寒い真冬の中でも手荒れを引き起こさない優しい洗車方法だ。
ぜひ、あなたも『洗車の3種の神器』を揃えて水に触れない洗車を体験してみてほしい。
洗車3種の神器 その1
初級者向け
上級・中級者向け
洗車3種の神器 その2
洗車3種の神器 その3
BL-3500VDX