車を洗おうか迷う要素として天気があげられる。洗車にぴったりな天気はどんな天気なのだろうか。詳しく見ていこう。
夏場は『曇りの日』がおすすめ
日差しの厳しい夏の日は晴れの日ではなく曇りの日を狙おう。晴れの日では無いのには理由がある。晴れの日だとウォータースポットが出来てしまう危険性があるのだ。
ウォータースポットとは
車体に付着した水滴がレンズ効果を果たしてしまい、夏場の強い日差しが車体の一箇所に凝縮され、塗装を焦がしてしまうのだ。
ウォータースポットの危険なところは、通常の汚れとは異なり『傷』の一種である為、洗車しても取れなくなってしまうのだ。消すためにはコンパウンドで擦り傷などと同じように研磨して消す羽目になってしまう。この為、いらぬ傷を増やさぬように夏場は曇りの日を狙うのがおすすめだ。
夏場以外は『風のない晴れか曇りの日』がおすすめ
日差しが弱い夏場以外の季節は晴れた日であってもウォータースポットが生じる可能性は低い。この為、おすすめの天気は『晴れまたは曇り』となる。
ただし、注意したいのが『風の強さ』だ。
なぜ風の強さが関係するのか
洗車にあまり風の強さは関係しないように感じられるかもしれない。実は風は洗車中の車に良からぬものを運んでくる好ましくない現象なのだ。
春は花粉や黄砂、秋も同様に花粉が多く飛散する。花粉症でなくても車には等しく飛散している花粉や黄砂が風によって舞い降りてくる。どのみち洗車後は外に置いておくので一緒ではないかと思われるかもしれない。しかし、風があると汚れが車体に降り注ぐスピードが飛躍的にアップしてしまう。そんな中でコーティングやワックスをかけると、花粉や黄砂を練りこんでしまう事になるのだ。当然くすんでしまい、イマイチな出来映えとなってしまうのだ。
そして肝心の冬に風のある日がおすすめできない理由はズバリ『寒いから』だ。冬に風があると寒いなんて当たり前だと思われるだろう。もちろん風自体が寒い事には変わりがないのだが、洗車シーンに風が吹くともう一つ寒くなる要素が増えてしまう。水が風で吹き替えされて体が濡れてしまうのだ。
冬場以外はさほど気にならないほどの水しぶきでも、極寒の冬場に受けると一瞬で洗車をする気力が奪われてしまう。冬場はいかに暖かさを保ったまま洗車が出来るかが需要なのだ。洗車が嫌いにならない為にも、冬場は風のない日を選んで洗車することをおすすめする。
まとめ
- 夏場は『曇りの日』がおすすめ
- 夏場以外は『風のない晴れか曇りの日』がおすすめ