泡立て方は２パターン
きめ細かい泡は洗車の基本だ
洗車用の泡はきめ細かな方が汚れが良く取れる。これは泡が小さな方が細かな場所にも良く入り込み汚れを吸着する事が出来るからだ。
ではどうすればきめ細かい泡を作り出す事が出来るのか。詳しく説明しよう。
2通りの作り方
多機能ホースのシャワー機能で作る場合
一般的なのはホースで泡立てる方法だ
ホースの先端にダイヤルが付いており、水の吹き方を変えられる物を見た事がある人は多いだろう。ホームセンターでも1,000円前後で販売されているこの製品の設定の一つに「シャワー」機能がある。
シャワー機能は最も水の吹き出す数を増やし、かつ勢いよく出てくるようにしたものだ。きめ細かな泡は勢いよく複数の水流でカーシャンプーをかき混ぜて空気を送り込む事で出来る。多機能ホースの吹き出し設定の中ではシャワー設定が最も適当なのだ。
最初に少しだけ水をためる
いきなり全開にせず少し水を貯めよう
洗車バケツに、ホースで1cm程度なら水をためておこう。これはシャワーの勢いが強すぎてカーシャンプーだけを入れておくと、水の勢いでバケツの外まで飛ばされてしまう事があるからだ。1cm程度の水をがあればシャワーの水のパワーはためておいた水に吸収されカーシャンプーが無駄にならないのだ。
カーシャンプーを入れる
カーシャンプーをきっちり量って入れよう
1cm程度水を入れたらカーシャンプーの指定通りの容量を入れる。
勢いよく叩き込む
ホースを全開にして勢いよく水を叩き込もう
そして蛇口を全開にして最強設定にした水を叩き込もう。この際に出来るだけ水面とホースを近づけた方が威力が落ちずに届くので、よりきめ細かな泡ができるのだ。
泡を作るときはシャワーを途中で止めずバケツから溢れそうになるまでたっぷり作っておこう。これは汚れが入ってからでは上手く泡ができない為だ。
バケツを使った一般的な泡の作り方は以上だが、高圧洗浄機を使用するともっと簡単に、よりきめ細かい泡を作る事が出来る。詳しく見ていこう。
高圧洗浄機で作る場合
ヒダカHK-1890とフォームランスプラス
ヒダカHK-1890のオプションであるフォームランスプラスを使うのが新しいおすすめだ
洗車部！ではヒダカHK-1890という高圧洗浄機の『本格洗車セット』をおすすめしている。
本格洗車セットには高圧洗浄機の他にフォームランスプラスというオプションが含まれている。これがバケツより簡単な上にきめ細かい泡を作り出せる秘密兵器だ。
フォームランスプラスに洗剤をセット
フォームランスプラスに洗剤を入れよう
手持ちのカーシャンプーをフォームランスプラスのタンクに注ぐ。ミニバン1台に散布するには60ml程度が必要になるが、余った分はカーシャンプーのボトルに戻せるので多めに入れても問題ない。
HK-1890のトリガーにセット
高圧洗浄機本体であるHK-1890のトリガーにフォームランスプラスを取り付ける。先端を合わせてねじり込むだけで簡単に接続できる。
トリガーを握りながら濃度調整
濃度調整板を使って好みの濃度に調整しよう
カーシャンプーによって丁度良い泡ができる水との混合濃度は違う。フォームランスプラスの良いところは水の混合濃度を無段階調整出来る所だ。
トリガーを握りながら水を出し、濃度調整板を上げていくと、あるポイントで泡が水から泡にかわる。この変わるポイントが最も丁度良い濃度なのだ。濃度が薄すぎると泡が不足し、濃すぎるといつまでたっても落ちない洗剤まみれの状態になる。手持ちの洗剤に合わせて濃度が調整出来るのでお気に入りのカーシャンプーが使えるのだ。
洗車する場所に適宜泡を散布
泡の濃度が高い決まったらまさに今洗車する場所にだけ泡をかけて洗ってやろう。もう一つフォームランスプラスの良いところは、作り置きの泡がないので使用待ち中に泡がへたる事が無いのだ。
必要最低限だけ泡を作り洗いの作業が出来るので、常に作りたての泡を使って洗車が出来るのだ。バケツで作った泡は車を洗っていく間にどんどん割れて消えていってしまう。しかしながらフォームランスプラスの泡は常に作りたてを用意する事が出来る。バケツの泡が無くなり、あと少しのところで泡を作り直す面倒とはお別れ出来るのだ。
高圧洗浄機の泡がおすすめ
ここまでで紹介した通り、バケツによる泡作りは基本中の基本だが、高圧洗浄機を使った泡作りに触れるともうバケツには戻れない快適さがある。ぜひあなたも体験してみて頂きたい。
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