猛暑だろうが車は汚れていく。どれだけ気温が高くても車を綺麗にしたいあなたの為に、熱中症にならない洗車方法をお教えしよう。
夏でも車は汚れる
地球温暖化が進むせいか、真夏日には37度を超える日が増えてきた。37度と言うと既に人間の平熱を超えてしまっている。ただじっとしているだけでも危険な気温だ。しかし、そんな中でも車の洗車をしなければならない。何故なら、車は日々汚れていくからだ。
夏ならではの長距離旅行を楽しんだ後ならボディの前面には多数の羽虫がついてしまっているだろう。海に繰り出したなら潮風を全身に浴び錆び付きやすくなっている。もちろん秋まで放っておくという選択肢もなくは無い。だが、何ヶ月も汚れを放置すると取り返しの付かない深刻な汚れになる可能性が高くなる。つまり、塗装が傷んだり、錆が広がってしまったりする可能性が上がってしまうのだ。
どれだけ厳しい夏であっても車に乗る限り汚れをゼロに抑える事は不可能だ。従って、今回は暑い夏に行う洗車で最も恐ろしい『熱中症』にならない為の方法をいくつかお教えする。対策を行い無事に洗車を行おう。
熱中症にならない洗車方法
暑い夏において熱中症を避ける為にはいくつか方法がある。まずはあなたにあった方法を見つけよう。
1. 早朝に行う
気温は太陽が出てから地面が温まり、その後空気が温められる。即ち一般的には早朝が最も気温が低い。この時間帯に作業するのが最も暑さを避けて作業を行う事ができる。実際には気圧配置や天候にも左右されるので天気予報を参照して洗車の予定を立てると良いだろう。
ただし、洗車時には物音がするので近所迷惑にならない時間帯を選択しよう。住んでいる地域にもよるがおよそ朝7時から9時までの間がおすすめだ。
ココがおすすめ
- 気温が低い時間に作業出来る
ココに注意
- 時間が早すぎると近所迷惑になる
2. 汚れを短時間で落とせる工夫をする
熱中症対策の重要な要素は『洗車時間の短縮』だ。作業時間が短くなればなるほど熱中症のリスクは低減される。可能な限り洗車時間は短くする方が良いのだ。
洗車時間を短くする為に有効な方法は以下の2つだ。
洗車時間短縮に効く2つの方法
- コーティングを行う
- 高圧洗浄機を使う
コーティングは車の上に付着する汚れを減らし、取れやすくしてくれる。さらに水滴の滑りも良くなるので拭き取りする水滴の数も減らす事が出来る。
高圧洗浄機は水道から供給される水を圧縮し勢い良く飛ばす事が出来る。コーティングを行なっていれば汚れが取れやすくなっているので、高圧洗浄機が作り出す高圧水だけで大半の汚れは落とせてしまう。こびりついた虫や鳥のフンなども高圧洗浄機の得意分野だ。数秒間、高圧水を当てるだけで汚れを落とす事が出来る。
この2つのアイテムを組み合わせると洗車時間を大幅に短縮する事が可能だ。この2つのアイテムは『ピカピカレインとヒダカ高圧洗浄機で洗車を10分で終わるようにする方法』で詳しく説明しているので参考にして頂きたい。
2つのアイテム 詳しくはコチラ
ココがおすすめ
- 洗車時間を大幅に短縮できる
ココに注意
- 初期費用がかかる
3. 拭きあげスペースに屋根のある場所を選ぶ
洗車作業の中で、洗い工程と同じくらい時間がかかるのが『拭きあげ工程』だ。大きな車体を手作業で拭きあげるにはどんなに急いでも5分以上はかかってしまう。
そこで、拭きあげ作業の前に車を屋根のある日陰スペースへ移動させ、涼しい状況で作業をするのだ。こうする事で、自分に当たる日光を減らす事ができる他、洗車で冷えた車体が再び温まるのを避ける事が出来る。
ココがおすすめ
- 涼しい日陰で時間のかかる拭きあげ作業ができる
ココに注意
- 日陰が作れる場所が無いと出来ない
4. 乾燥機能付き洗車機を利用する
洗車機を使用する場合、洗い工程だけでなく乾燥機能、または水滴吹き飛ばし機能がついた洗車機を使用する事でノータッチで洗車を完了させる事が出来る。ただし、洗車機の作業が完了するまで少々時間がかかるので、待っている間の日陰確保が出来る場所を選ぼう。
ココがおすすめ
- 完全ノータッチで日陰で休んでいる間に洗車が完了する
ココに注意
- 洗車機の近くに日陰がないと逆に危険
5. ずぶ濡れになりながら作業する
実施できる人は限られるかもしれないが、洗車中は車だけでなく自分にも水をかぶって体温を下げつつ作業する事で熱中症予防にする事が出来る。水は気温、体温より低い事がほとんどなのでかけるだけで冷却効果があり、また乾燥する際の蒸発作用により熱が奪われるので更に体温を下げる事が出来る。
ココがおすすめ
- お手軽に体温を下げる事が出来る
ココに注意
- 家の前でずぶ濡れになって気にならない人しか実施できない
- 高圧洗浄機の高圧水は危険なので本体を停止し低圧の水で行う
6. 休憩と水分補給を時間基準で行う
どれだけ日陰で作業しても気温と湿度が高ければ熱中症に掛かってしまう可能性がある。最終的には休憩と水分補給を怠らない事が最も重要な熱中症対策となる。
重要なのは『だるさを感じる前に休憩と水分補給をする』事だ。だるさを感じてしまった時には既に熱中症になってしまっている場合が多く、一度かかってしまうと長時間安静にしないと治らない。
誰しもだるさを感じてから休憩していては遅いため、休憩の基準を時間にする事が効果的だ。
37度以上の高い気温も珍しくなくなった灼熱の中で洗車を敢行するならば、10分程度で休憩を挟まなければならないだろう。30度前後の気温なら30分程度が目安だ。熱中していると忘れがちになってしまうのでキッチンタイマーなどを使うのも効果的だ。
ココがおすすめ
- 休憩と水分補給を手遅れになる前に行える
ココに注意
- 熱中していると忘れがちになってしまう
7. 二人で行う
炎天下の中にいる時間を短くする方法として『二人で行なう』事も非常に効果的だ。洗いも拭きあげも2倍の速度で実施できるので、単純に作業時間が半分になる。ただし、これは『一緒に洗車してくれる相棒』がいる人のみに使えるワザなので、私を含め洗車ボッチの人はこれまでに紹介した対策でなんとか乗り切ろう。
ココがおすすめ
- 洗車時間を半分に出来る
ココに注意
- 一緒に洗車してくれる人が居ないと出来ない
まとめ
洗車で熱中症にならないための7つの対策まとめ
- 早朝、夕方に行う
- 汚れを短時間で落とせる工夫をする
- 拭きあげスペースに屋根のある場所を選ぶ
- 乾燥機能付き洗車機を利用する
- ずぶ濡れになりながら作業する
- 休憩と水分補給を時間基準で行う
- 二人で行う
- 汚れを短時間で落とせる工夫はコチラ!