ヒダカHK-1890は洗車部!が最もおすすめする高圧洗浄機だ。HK-1890には標準ノズルによる直線噴射、扇状噴射、そしてターボノズルによる噴射方法がある。それぞれの違いを紹介しよう
1 用意するもの
ヒダカHK-1890のオプションの中から今回使用するのは以下の3つだ。
使用するオプション
- ヒダカHK-1890本体
- 標準ノズル
- ターボノズル
標準ノズル
HK-1890には『標準ノズル』と『ターボノズル』の2つが付随している。まずは『標準ノズル』から見ていこう。
直線噴射と扇状噴射が切替可能
標準ノズルは一つで『直線噴射』と『扇状噴射』の2つを切り替えて使用することが出来る。
先端を回すと切替ができる
標準ノズルの先端は回せるようになっており、回すと連動して金具の隙間が変わるようになっている。
金具の隙間により噴出形状を切り替える
金具の隙間を上の写真のように広くしてやると『直線噴射』となる。
金具の間隔が広いと「直線噴射」
先端を回すと金具の間隔が変化するが、広い状態にすると「直線噴射」になる。
トリガーに固定
HK-1890本体のトリガー部分に差し込み撚ることで固定が完了する。
直線噴射は非常に威力が高い
HK-1890の噴射が1点に集中する直線噴射は非常に威力が高い。この為、洗車に使用すると車の塗装を痛めてしまう可能性がある。直線噴射はコンクリートの掃除などに使用すると良いだろう。
直線噴射は隙間に当てやすい
直線噴射は限られたスペースに水を噴射することから、細かいスペースの汚れをかき出すにはピッタリだ。ホースの直線噴射では何も取れなかったコンクリートの隙間でもHK-1890の直線噴射なら非常に威力が高いのであっという間に汚れが飛び出してくる。
普段は取れない汚れも取れる
一見汚れていないと思えるコンクリートでも、直線噴射をあてるとこの通り。あてた所だけ真っ白になり字がかけてしまう。
扇状噴射は金具の間隔を狭くする
続いて扇状噴射に移ろう。洗車にぴったりなのはこちらの扇状噴射だ。標準ノズルの先端をひねって金具の間隔を狭くしよう。
扇状噴射は広範囲を一気に清掃できる
直線噴射に比べて扇状噴射は非常に広い範囲を一気に清掃できるのが特徴だ。威力も直線噴射より弱められており、近づけ過ぎなければ車の塗装にも影響が無いレベルに制限されている。この扇状噴射を使いこなす事で大きな車もあっという間に綺麗にすることが出来るのだ。
直線噴射に近い威力も出せる
HK-1890のパワーは直線噴射であっても扇状噴射であっても同じだ。つまり扇状噴射であっても対象物にノズル先端を近づけることで高圧水を集約し直線噴射と同じ威力を発揮することもできる。必要な時にも付け替え無しで威力を調節できるのも扇状噴射の魅力の一つだ。
洗車時には近づきすぎに注意
扇状噴射でも近づきすぎると直線噴射と同じ威力が出てしまう。車の塗装には強すぎる為、近づきすぎには要注意だ。車の塗装状態により一概には言えないが私は少なくとも30cm以上は離すようにしている。
コンクリートの汚れで分かるHK-1890の威力
コンクリートを綺麗にするという事は普段あまり思いつかない事だろう。そもそも綺麗にできるものだとは思わないはずだ。しかし、HK-1890を数秒使用するだけで上の写真のように明らかに色の違いが分かるほど綺麗な状態に戻すことができるのだ。コンクリートは打たれたての新品状態から経年により細かな砂や石が沢山詰まっている。それらは多少雨が降ってもホースの水で打たれてもビクともしない。しかし、HK-1890の強力な水圧を受けるとあっというまに砂や石が吹き飛ばされて、新品の時の白さが戻ってくるのだ。この白さは高圧洗浄機だからこそ得られる効果なのだ。
ターボノズルの使い方
つづいてターボノズルの説明に移ろう。
ターボノズルも同様に接続するだけ
ターボノズルは標準ノズルとは異なり先端を回して調整する機構は無く、1パターンのみの噴射となる。標準ノズルと同じくHK-1890のトリガーに取り付けて使用する。
ターボノズルは『直線』を自動で円運動させる
標準ノズルの直線噴射は一箇所のみにあたる事から、広範囲を掃除するには手で動かさなければならなかった。そこで使用するのがターボノズルだ。ターボノズルは標準ノズルの直線噴射を自動で円運動させてくれる。
高い威力で広範囲を一気に清掃
ターボノズルが自動で円運動を行ってくれるので、一度の動きで広い範囲を直線噴射の高い威力で掃除することができる。コンクリートの床など広い範囲を掃除するときには非常に便利だ。
車の洗車には向かない
残念ながらターボノズルは直線噴射の一種なので車の塗装を痛める恐れがるので使用できない。家の周りの掃除などで活用しよう。
ターボノズルの威力は絶大
直線噴射が得意とする細かい部分の掃除はターボノズルでも可能だ。先端を近づけると細かい部分も楽々狙うことが出来る。コンクリートの隙間にターボノズルを近づけて当ててみると、びっくりするほどの汚れが飛び出してきた。
隙間に沿ってターボノズルを流していくとあっという間に泥がかき出されていく。
コンクリートブロックの隙間があっという間にきれいになって隙間が現れた。標準ノズル(直線・扇形)、ターボノズルを使いこなすことで普段の掃除では取れるとは思っても見なかった汚れが簡単に落ちてしまう。洗車時間を大幅に短縮できる上、家の周りの掃除などにも大活躍してくれる。HK-1890は非常に頼りになるおすすめの逸品だ。
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